不完全燃焼の怒り

お早うございます。

と言っても、現在午前1時40分です。深夜ですね。何故、こんな深夜にブログを書いているかというと、昨日、職場でちょっとした事件(というより嫌な事)が起こりまして、目が覚めてしまったのです。

 

◆事の発端

 

業務上の事や個人情報の事もあるので、詳しくは書くことができないのですが、私はある病院で清掃作業をしています。

一昨日一緒に作業をしたスタッフは、いつもは他のチームで作業をしているスタッフなのですが、昨日は私と同じ清掃場所で作業をすることになったのです。

彼は、思い込みが激しい気性で、言われてもいない行動を取って、よく叱られてしまう癖があるのです。

そこで、私は彼に「言われたことだけをやればいいので、言われない事はしないように」と伝えて作業を指示し、その場を離れたのです。

しかし、彼は言われていない作業をやってしまっていて、注意を受けてしまったのです。

その時、私は彼に「綺麗にしたいという思いは解るが、言われない作業はやらないように指示をしたのだから、その指示には従わなければいけない」と伝えました。

また、「他のリーダーにも同じような指示をされ、その度あなたは逆ギレをして人に当たったり、誰かのせいにしたりして叱られている。そんなことをしても楽しくないだろう。何故、叱られるかを考えてみなよ。誰もあなたが憎くて叱っている訳ではない。

その原因を作っているのはあなた自身なんだよ。そんな嫌な思いを続けていて何が楽しいんだい。そんなことは止めて、自分を大切にして人生を楽しく生きることを考えたほうがいいんじゃないかい。まずは、仕事が終わったら30分でいいから、今日の自分を振り返ってみる時間を作ってはどうだい。そして、反省しなければいけない事があったら、素直に反省して、翌日はやらないようにしてみなよ。」と伝えた。

私もここで辞めておけばよかったが、つい余計なことと思いつつ「もし、また同じようなことで他のリーダーに叱られたら1万円の罰金を支払うというのはどうだい。1万円を払うのは嫌だろうから、同じようなミスはしないだろう」と言ってしまった。

これが今回の事の発端である。

 

◆自分勝手な解釈のメール

 

勿論、本心で1万円の罰金などを徴収するつもりもなく、冗談として捉えてくれればいいと思っていたが、そのスタッフは「1万円を取られた」と会社の上席にメールを送ったようである。

この上席も冗談を冗談と取れ得ることが出来ない頭の固い輩で、そのメールを真に受けてしまい、いきなり会議室へ呼び出され本件の審議を始めたのである。

もし、その上席が信頼でき尊敬に値する輩であれば、私も素直に自分の否を認め反省することが出来、謝罪をするべきであったが、この上席は資格を有しているだけで、仕事が出来るとか部下を守るという事は一切しない上席なのである。

むしろ、強い者に諂い弱い者は叩くという性格である。

そのくせ、上席から机の整理が出来ない点を指摘されても片づけることもせず、作業の優先順位も認識しておらず、提出書類が遅れても他の人のせいにするという「ずるい性格」の持ち主で、いつでも他人のミスを探しては追及することを生きがいにしているような輩である。

その上席に先ほどのスタッフがメールを送付したため、頭ごなしに金品を搾取したのかと問い詰めてきた。

「その言動が本心でなくても言われた側は金品を取られると解釈しているのであるから、言動には注意することと、他のスタッフに対しても同じような言動をしているとの情報が入っているので見過ごす訳にはいかない」と言ってきた。

確かに言ったことは事実なので否定はしなかったが、言われ方が釈然としなかったので、素直に受け取ることが出来なかった。

 

◆静かな「怒り」を感じる

 

私の中では言ったことに対しては事実なので否定することはしなかった。

また、メールを送付したスタッフの性格から考えると、言われたことの真の意味を理解すうることは出来ず、嫌な事を言われた(1万円を要求された)ことと、自分は一生懸命に作業をしたのに、その点を認めてくれなかった、という事だけが残ってしまったのだろう。

その点を考えることが出来なかったのも自分の落ち度であると思えた。

しかし、今回の件では激しい「怒り」を感じることは無かった。確かにこの件を言われた時は若干ではあるが声も大きくなり、反論をしようともしたが、すぐに辞めることができて議論をすることを止め、その場を離れようとした。

上席からすれば、話を聞くでもなくその場を離れようとした私に腹を立てたようだが、私が話を遮り、席を立ってしまったので、仕方なく席を立っていたが、立ちながら「納得していないようだな」と言ってきた。

私は「納得はしていないが、私はあなたの部下なので指示には従う。しかし、私はあなたの思うようにはならない」と言い返していた。

以前であれば、「怒り」に任せて相手を論破してしまうのが私の気性であった。

しかし、今回は「静かな怒り」が湧いてはいたが「激しい怒り」にはならなかった。

 

◆完全な逆恨みが始まる

 

その後すぐにスタッフ間で、今日の作業報告が始められた。私はその件には触れずに報告を終了し、翌日のシフトをスマホで確認をしていた。

すると、その上席がいきなり「業務中はスマホを見ないように」と指摘してきた。

私はいくらか「怒り」を感じたが、冷静に「明日のシフトを確認していました」と伝えたら、「誤解されるような行動は慎むように。私はスマホを見るなと伝えたのだから、業務中はスマホを見るな」と言ってきた。

あきらかに逆恨みと判断できたが、ここで怒りを爆発させては、相手の思うつぼと思いそれ以上は言及しなかった。なぜならここで私が「怒り」から口論を始めると、他のスタッフは私の「怒り」の姿を見ることになるので、私自身が不利になると思えたからである。

スマホの言動はあきらかに言いがかりであることは他のスタッフも認識できると思えたのではないだろうか。

 

◆自らを反省する

 

しかし、今回の原因を作ったのは私であることは間違いない事実である。

軽率な言動が誤解を招きその誤解によるメールを、私を揺さぶる餌として使ってきたとしても、そこに付け込ませるスキを見せたのは私自身が原因であることは明白な事実である。

まず、軽率な言動をしたことは猛省しなければいけない。

今の世の中なので、命まで取られることは無いが、200年前であれば命が無くなっていた可能性もある。

そして、その上席の揺さぶりに踊らされそうになったことも事実である。

まずは、社内で評判の良くない上席の言動を素直に聞くことが出来なかった自分の器の小ささを認めよう。

そのような輩の言動は軽く受け流すようにしなければ、その上席に揺さぶられ自分を見失ってしまう事になり、自らを滅ぼすことになる。

 

原因を作ったのは私、己のミスは素直に認め改めることが最初にやるべきこと。

次は、相手にスキを与えるような言動や行動は慎む事を意識すること。

そして、これが一番難しいことだが、多分、自分の中で知らずに作られていた「傲慢」な自分を認知して抑え込む事と、そのことを教えてくれたその嫌な上席に感謝すること。

 

上記の3つをしっかりと認識して今日からリスタートを掛けることが、今回の大きな収穫にすることではないだろうか。

 

今週は、上記を意識して思考や言動、行動をコントロールするようにしてみる。

 

はたしてどのようになるのか。

また、来週のブログで報告させていただきたい。

 

最後まで、ブログを拝読頂き有難うございます。