私の悪い癖

お早うございます。

 

今日は11月9日の土曜日です。

時間は午前4時。

寒くなりました。もう11月ですからね。

今年も残すところ約1.5ヵ月ですね。

このブログも3年目となりました。

よく続いたなと思って入ります。始めたキッカケは、自分が生きた証を残しておこうという思いです。

60歳を過ぎて、自分が何を感じて何を考えたかを残しておきたいという思いから始めたのです。

ですから始めた当初は、自分の描いた絵を載せようとは思っていませんでした。

たぶん、その頃は絵を描こうなんて考えていなかったと思います。

 

ブログも絵画も毎週必ず書き上げようというルールを自分で決めています。

残念ながら、コロナ感染の時だけブログが更新できなかったのではないでしょうか。

 

さて、私には悪い癖があります。

ひとつは何かをやり始めると時間を忘れてしまうという癖です。

例えば絵を描き始めて夢中になってしまうと時間を忘れてしまい、いつまででも描き続けてしまいます。

だから、手元に時計を置いたり、YouTubeで動画を流したりして、時間の経過が解るようにしています。

絵を描くときだけではありません。読書に没頭してしまう事もあります。

自宅で本を読んでいる時ならいいのですが、困るのは本屋さんで立ち読みをするときです。例えば、ぶらりと本屋さん(古本屋さんでも同じです)によって、何気なく本を手に取ったときが大変です。

ちょっと時間に余裕があるからと本屋さんによってしまうと、時間を忘れてしまい夢中で本を読んでしまう事がありました。

その時は待ち合わせをしていたのですが、全く待ち合わせをしていたことも忘れてしまい、夢中で立ち読みをしてしまうのです。

そうなると携帯電話が鳴っても聞こえません。

人が後ろを歩こうが隣で話をしていようが、全く解らないのです。

自分だけの空間になってしまうという感覚です。

だから、本屋さんに行くときは時間を意識しない時にしています。

勿論、誰かと一緒に行くこともしません。

これがひとつめの悪い癖です。

 

二つ目の悪い癖は、人間観察です。

例えば、駅のホームや電車の中、歩いている人を見るのも好きです。

あまりいい趣味ではないですよね。

でも、電車を待っている時の表情や体の動きをみているのは、とても興味深いです。

不安な顔をしている人もいれば、楽しそうに笑って友人と会話をしている人。

そんな人の表情だけでなく、手足の動きを観ていると、とても参考になります。

というのも、私はシニア劇団で演劇をしているので、人の動きはとても勉強になるのです。

しかし、この癖というか趣味なのでしょうか。

決していい事ではないですよね。ひとつ間違えば変質者ですよね。

見られている方は全然わからない訳ですものね。

この癖(趣味)の被写体になった方が誰なのか等は私も全く解りません。

 

そして、これが一番悪い癖(性格)なんですが、自分で自分にプレッシャーを掛けてしまうことです。

例えば、いつまでに何をやらなければいけないとか、この場ではこういう行動を取らなければならないなどです。

考え方が硬いのです。融通が利かないというか、誰かに何かを言われると、その言われたことを頑なに守ろうとしてしまうことがあるのです。

これがいい方に動けばいいのですが、悪い方に動くと誰かを傷つけることになってしまう事があるのです。

今迄、それでどれだけの人を傷つけてしまったことか。

もっと柔軟に物事を観て、柔軟に解釈して、柔軟に対応していれば、人を傷つけたり自分が嫌な思いをすることが無かったのです。

 

66年生きてきて、この癖(性格)は直したいと真剣に思っています。

なぜ、こんなにも頑なになってしまうのか。周りが見えないほど、自分の考え方が固まってしまうのか。

色々考えました。

で自分なりの答え(?)を見つけました。

「執着」何ではないだろうかと思いました。

その事だけに執着してしまうと、余裕が無くなり、周りが見えなくなります。

どうしても、何時までにあの場所に行かなければならないと、自分で決めてしまうとその事だけで頭が一杯になって、他の事が考えられなくなってしまうのです。

心にも余裕が無くなり、他の人を押しのけてしまったり、ただ歩いている人が邪魔と感じ無理に追い越そうとしてしまい、体が触れると睨みつけてしまった事もありました。

いま思い出しても恥ずかしい次第です。

どうしても、時間までに行かなければならないのなら、余裕を持って出掛ければいいのですが、何かの理由で時間ギリギリになってしまうと、もういけません。

余裕が無くなり、周りが見えなくなります。

心が鬼モードに切り替わってしまうのです。

この感情は、他人にも向けられてしまうのです。

現役の頃、役職に就き上席より指示を受けたノルマが達成できないスタッフがいると、励ますのではなく、攻めてしまった事がありました。

本来であれば、一緒になって目標を達成できるように行動しなければならないのに、攻撃的な言動をしてしまうのです。

普段はそんなことは無いのに、その時だけは自分の感情が抑えられなくなってしまうのです。

これでどれだけのスタッフを傷つけたか解りません。

目標は達成できたとしても、そのスタッフとは遺恨が残ってしまいます。

相手も私の性格が解っていて、仕方がないと思ってくれる時もありますが、でも嫌な思いをしたことは忘れることは無かったでしょう。

これは、癖というより私の闇ですね。

ある人に言われた事があります。

「何がキッカケなのか解らないが、何かの言葉に異常に反応して、顔つきも声も全部が変わってしまう。そうなると手が付けられない。その感情が収まるまで何もできない。

まるで、人が変わってしまう」

これには、私も困っていました。

 

色々と調べてみると、一種の発達障害のようですね。

 

癖も自分が意識しないで取ってしまう行動です。

誰かに迷惑を掛ける癖なら笑えますが、3番目のような癖は本人もとても辛い癖です。

歳をとってから(最近は)だいぶ、改善されました(そんなに忙しく無くなって、余裕ができたのが良かったようで)。

 

若い頃は、こんな風に自分を観ることができませんでした。

それも、余裕が無かったんですね。

やはり心の余裕は大事です。

心に余裕がなくなると考え方が偏ってしまい「執着」が生まれます。執着は視野を狭くしてしまいます。

 

私は66年もこの事に気付きませんでした。

でも、これからの人生は、心に余裕を持って生きて行こうと思っています。

 

ハチドリです。著作権フリーの画像を参考にしました。背景を簡略化して描いてみました。あっさりしすぎたかも知れません。