卒業の季節を迎え(宅建士試験まで209日)

今週も、当ブログへお越し頂き有難うございます。

季節も、だいぶ春めいて、我が家の庭にも春の到来を告げる花が咲き始めました。

ヒヤシンスの花が咲き、さくら草は可憐な花を披露してくれています。

 

そんな春に、11年ぶりに地震が発生し、4人の方が尊い命を落とされた報道が流れました。心からお悔やみ申し上げます。

この地震で避難生活となってしまった方が出ているようです。

一日も早い復旧と日常が戻りますことを、お祈り致します。

 

◆先週の答え合わせ

 

さて、いつものように先週の問題の答え合わせをしましょう。

先週の問題は、下記の問題でした。

 

問 宅地建物取引士は、従事先として登録している宅地建物取引業者の事務所の所在地に変更があったときは、登録を受けている都道府県知事に変更の登録を申請しなければならない。

(出題:R2年度10月試験 問34-3)

 

回答は「誤り」です。

宅地建物取引士は、資格試験に合格しただけでは宅地建物取引士にはなれません。

登録申請をする前に、欠格事由は無いかの審査を受け、宅地建物取引業での実務経験が無ければ、国土交通大臣名で行われる「登録実務講習」を受講しなければなりません。

上記をクリアすれば、宅地建物取引士として登録をすることができます。

登録は、知事が把握するために各都道府県の宅建士登録簿に、一定の記載事項が登録されます。

問題は、この登録簿に勤務先の住所が登録されているかを問う問題です。

登録簿に記載される内容は、

  •  氏名、住所、本籍、性別、生年月日
  • 宅建業者に勤務している場合は)業者の名称及び免許番号
  • 試験合格日(合格証書番号)
  • 実務経験年数、従事していた業者の名称と免許番号
  • 国土交通大臣の「登録実務講習」の終了日
  • 宅建士の登録番号、年月日
  • 指示処分、事務の禁止処分があったときは、その内容、年月日

 

上記に、勤務先の住所は無いので、変更の登録は不要となります。

 

ついでに、宅建士として従事するためには、上記の登録と併せ、宅建士証を交付を受けなければなりません。

宅建士証の交付を受けるには、上記の「宅建士登録」を完了させ、資格試験合格1年以内であれば、知事指定の法定講習は免除されますが、1年を過ぎて宅建士証の交付を依頼する場合は、知事指定の法定講習を受講しなければなりません。

 

宅建士として従事するには、「資格試験合格」、業界未経験の場合は「実務講習、宅建士登録簿への登録、さらに「宅建士証」交付申請と、ステップを踏まなければならないのです。

結構、大変ですね。

 

さらに、宅建士資格試験合格は生涯有効ですし、登録簿に登録してしまえば、何か悪い事をやって登録を抹消されるか、自分で登録を抹消するかしなければ生涯有効です。

しかし、宅建士証は有効期間が「5年」となっていますので、更新が必要になります。

この違いも、試験問題となりますので、覚えておいた方がいいようです。

 

だいぶ長くなってしまいました。

 

◆3月は卒業式シーズン

 

では、話題を変えて表題の件について、お話をしていきます。

3月の下旬は卒業式のシーズンですね。

コロナ禍の昨今、特に2年前位からは卒業式も、限られた人数だけで執り行われ、卒業生と在校生の一部、父兄は卒業生に対し1名、来賓も呼ばず、校歌の斉唱も無く、卒業証書授与は代表者のみと、なんとも寂しい卒業式となっているようです。

 

◆自分の卒業式はどうだった

 

私事で恐縮ですが、現在63歳となりましたが、小学校、中学校の卒業式は今でも鮮明に覚えています。

小学校の卒業式は、校舎や体育館が新築され、新築された体育館での最初の卒業式だったので、学校も力が入っており、盛大な卒業式が執り行われたことを覚えています。

生徒は、殆どが同じ中学校へ進学しますので、別れる悲しみはなく、なんか4月からの新しい生活にワクワクした事を覚えています。

今でも、鮮明に覚えているのは卒業式後の謝恩会です。特にご馳走が出たわけでもなかったのですが、親と向かい合いお菓子を食べたことを覚えています。

 

中学の卒業式は、高校合格発表の前日に行われました。

私の時は、受験に失敗した友人が何人かいて、2次志望の高校へ進学した友人と、浪人しても1次志望校へ進学を決めた友人に別れました。

殆どの友人は高校へ進学をしていましたが、数名ですが、進学をせずに就職をした友人もいました。

中学の卒業式は、進学する高校が別れてしまうので、卒業後は全く合わなくなり友人もいました。

特に女性は、殆ど会う事が無くなりました。

 

高校の卒業式は出席していません。確か大学受験と重なったのか、受験の前日かで参加できなかったと記憶しています。

それと、卒業式に対する私の意識が強くなかったこともありました。

ちょっと、偏屈だった時期でしたね。なんか慣例みたいなものに対し、従うのがいやだという思いが強かった時期でした。

今もその片鱗はありますがね。

 

こうやって振り返れば、卒業式は人生の大きな節目になっていることが、実感できます。

3月になれば、幾つになっても卒業式の思い出が蘇り、あの頃の自分を思い出すものです。

 

◆いまどきの卒業式は

 

今年は、昨年よりは卒業式を執り行う学校が増えたようで、近所で卒業式へ参加するお子さんを見かけました。

驚いたのは、小学校の卒業式に参加するお子さんが、男子は成人式で着ているような派手な紋付と袴姿、女子は大学生が卒業式出来るような着物に袴姿だったことです。

 

私の頃というと、年寄りが過去を振り返って、時代錯誤の言動になってしまうのですが、私が卒業した時は、小学校でも制服があったので、その制服で出席したことを覚えています。現在の小学校は、制服が無いので色々な衣装で出席することが出来るのでしょうね。

私の時代と、現代では環境も状況も変化しています。その当時と現代を同じレベルで考えるのはナンセンスでしょう。

コロナ禍で、理想の卒業式も行えないのだから、せめて衣装くらいは思い出に残る衣装を着せてあげたいという親心は、私も同感です。

 

◆思い出に残る卒業式を

 

先ほども申し上げた通り、卒業式は人生の大きな節目になります。

その節目を思い出に残るように演出をしてあげたいと思うのは自然なことです。

コロナ禍や、震災で卒業式を執り行えなかった世代の方は、卒業式が出来なかった時代に育ったという現実を受け入れ、次の世代で同じような思いをさせないようなアイディアを出して頂ければと思います。

人生で大事な事は、思い出だと思うようになりました。

辛かったことも楽しかったことも、全て思い出として、振り返ることが出来ます。

出来るだけ、楽しかったと思える思い出を持てるような人生を歩んで頂ければと思います。

 

何か、シニア感が出ましたかね。

 

◆今週の問題

 

今週は、営業保証金の過去問です。

 

問 宅地建物取引業者は、営業保証金の還付があったために営業保証金に不足が生じたときは、国土交通大臣又は都道府県知事から不足額を供託すべき旨の通知書の送付を受けた日から2週間以内に、不足額を供託しなければならない。

(出典:H29年度試験 問32-4)

 

回答と解説は、来週のブログでお知らせ致します。

 

今週も最後まで、ご拝読頂きまして有難うございました。