こんにちは。
今日は3月30日の土曜日です。
時間は午後4時30分。
今日は、気温も上がり暖かいというより、ちょっと暑い日になりました。
昨日の午前中はまるで台風のような天候で、通勤時にびしょ濡れになってしまうほどでした。
しかし、午後には雨が上がり、1時間程度で太陽が顔を出し、気温が急上昇し汗ばむような状態になったのです。
とても不安定な1日でした。
さて、3月24日の日曜日に2回目の公演がありました。
私は受付業務をやることになっていたので、12時20分に会場入りして12時30分より受付業務を行いました。
受け付けは参加した団体が順番で受付を行うというルールになっており、私の所属する劇団は最初の時間帯を受け持つことになっていたのです。
お蔭で劇場ホール地下駐車場に自動車を駐車することができました。
その日は、大ホールでも催しが行われており、他の団員の集合時間の13時30分には地下駐車場は満車状態になってしまったようです。
早めに来場してよかったです。
受付では、パンフレットと出場される中学校で用意したアンケートと、他の団体で用意した出演者リストを配布しながら、来場者に声掛けをして、来場者数をカウントしました。
私が担当していた時点で200名ほどの方が来場して頂きました。
が、私達の劇団の公演を見て頂いた方は50名程度でしたが。
やはり、子供さんが出られる団体の来場者が一番多かったのかもしれません。
会場前なのに、入り口で待っている方が結構いらっしゃいました。
また、天候のお話になるのですが、24日の天候は曇りのち雨。
午後は雨が降り出してきたので、会場の時間には雨になっていました。
雨にもかかわらず、200名以上の方が来場されるのですから、子供さんの力は多大ですよね。
保護者の方、お爺ちゃんお婆ちゃんや親戚、同級生の家族と沢山の方が来場されていました。
我々の劇団はシニア劇団ですので、来場して頂ける方は限られてしまいます。
まして、雨ではなかなか客足が伸びませんでした。
それでも舞台から見た限り50名ほどの方が見て頂いたように思います。
舞台からは客席が暗くて、良く見えないのですがね。
私達の劇団の公演時間は2時50分からでした。
前の方の公演が終了し、舞台の袖に小道具を用意し、いよいよ本番が始まりました。
演目は3月9日のプライベート公演で行った2つの演目でしたので、すでに経験済みだったのですが、とんでもないハプニングが起こってしまったのです。
最初の演目は以前に2回の公演をしていますので、みんな落ち着いて問題なくこなしていました。
しかし、細かなミスが何個か起きていました。
台詞の言い間違いなので、さほど大きなミスではありませんでした。
最初の演目が終わり、小道具を舞台に並べるとき、舞台に道具を置く目印を貼っておいたのですが、暗くて全く見えませんでした。
この時点で何人かの団員が焦ってしまい、浮足立ってしまったようです。
2本目の演目が始まりました。
板付きで演者が小道具の椅子に座り、語りの第一声を待ちますが、小道具が乱れていたことに気付かなかったようで、台詞を言いながら小道具を気にしてしまい、顔が下を向いてしまいました。
私はその小道具を受け取り、小道具を客席に見せる動作をするのですが、小道具の中の物が落ちそうになってしまったのと、小道具の中から、物を出さなければいけなかったのですが、その物が全く違った場所に置かれているという状況でしたので、台詞を言いながらお目当ての小道具を取り出す作業をしなければなりませんでした。
小道具を持ってくる担当の役者が、小道具の確認をしていなかったのです。
物が無かった訳ではないので、アドリブを入れて事なきを得たのですが、慌てたのは小道具を用意した役者です。
その影響で、演技や台詞に影響が出始めたのです。
何とかそのシーンは終わることが出来たのですが、次のシーンではその役者が台詞を度忘れしてしまったようで、全く台詞が出ないのです。
慌てた別の役者が、機転を利かせてアドリブでその役者の台詞を誘導しますが、全く台詞が出ません。
すると、もう一人の役者が底の場面で言う台詞でない台詞を言いだしてしまい、流れがおかしな状況になってしまったのです。
私ともう一人の役者が、軌道修正をするため、アドリブで台詞を誘導して、何とか場面に合った芝居が出来るように持っていきました。
本番と言うのは、何が起こるか解りません。
しっかりと頭に入れていたはずの台詞が、何かにキッカケで真っ白になってしまい、口にすることが出来なくなることもあるのです。
劇場芝居は舞台に上がってしまったら、芝居を止めることは出来ません。
どんなことをしても芝居を進めなければなりません。
観客は、よほど話の流れがおかしくなければ台詞に間違いなんかは解りませんが、役者の動揺した様子は伝わってしまいます。
まして、芝居を止めるなんて事はあり得ない事なのです。
だから、変な間を開けずにアドリブでもいいから、芝居を進める努力が必要なのです。
台詞が出てこないなら、「折角、お呼ばれしたのですから、気の利いた事を言わなければいけないのですが、緊張して何を言ったらいいかが解りません。私は何を言えばいいんでしょう」なんて言って、一緒に出ている役者に台詞をうながしてもらう事もしなければいけないのです。
これが出来るようになると、芝居に奥深さが出て、その人の持ち味が出るようになります。
人間がやっていることですから、度忘れはあります。
そんな時、どの位平常心でいられて、その場をうまく切り抜ける演技が出来るかが役者の醍醐味でもあるのです。
そして、それが出来た時の嬉しさは格別です。
背中に冷や汗が流れ、周りの音も聞こえなくなるほど緊張しますが、それも役者としての成長になりますし、演技でなく日常でもアクシデントを切り抜けるための度胸がつくのです。
その場面が終わり袖に引けて、その方は落ち込んでいましたが、私はその方を褒めました。
よくパニックにならずに、芝居をもどしたとお伝えしました。
私もそんなに経験がある訳ではありませんが、その方よりは舞台経験があります。
台詞を忘れた事もあります。
だから、その時の気持ちは痛いほど解るのです。
こんなハプニングがあった舞台は忘れることは出来ません。
とても良い思い出になります。
4月30日に、小学校でおなじ演目で公演をすることが決まっています。
学校から公演依頼を頂き、小学校3年生に芝居を観て頂くのです。
今度はミスのないようにみんなの力を合わせて頑張り、小学生に面白かったと言ってもらえる演技をしたいと思っています。