今日は、今月2回目の公演本番の日

おはようございます。

 

今日は3月24日の日曜日です。

時間は午前6時10分。

今日も快晴のようです。

今年の3月はなかなか暖かくならず、桜の開花も遅れ気味です。

 

今日は、今月行われる2回目の公演の本番日です。

前回の公演は3月9日に、プライベート公演として50人程度のスペースで行われましたが、今日の公演は有名歌手やオーケストラも公演をするホールでの開催です。

但し小ホールですので入場者数は100名程度かと思われます。

今日の主催は冶自体の教育文化推進団体です。

毎年、芸術演劇祭を主催されており、我劇団も毎年参加させて頂いております。

昨日はゲネ(実際に演じる舞台を使ってリハーサルを行う事)で、衣装をつけて舞台でリハーサルを行いました。

音響や照明の確認、役者は自分の立ち位置の確認や舞台の広さの確認等を行いながら、リハーサルを行います。

やはり、大きなホールで演じるとテンションが上がります。

自然と演技にも力が入り、リハーサルが終わったときには、首筋が汗でしっとりとしていて、衣装が濡れていました。

私は、コロナ禍の時は演劇活動を休止していいたので、大きな舞台での演技は3年ぶり位です。

コロナ禍の時は、コロナだから演劇をやらないという理由ではなく、どうしても劇団の活動と自分のプライベートの時間が合わなくて休止せざるを得なかったので、劇団に戻ることが出来て、とてもよかったと思っています。

残念なことに、コロナ禍で活動が出来なくなった団員が数人いて、私が劇団に戻ったときは団員の数がかなり減少していました。

あのコロナ禍の時期は、エンタメ業界にとっては氷河期でしたから、仕方のない事かもしれません。

劇場も休館せざるを得ないし、劇団員も演劇の練習が出来ない状況だったので、退団せざるを得ない人も大勢いたと思います。

昨年からコロナの感染率が減り、こうした演劇や芸術文化活動が出来るようになり、また、演劇祭や映画祭、さらにスポーツ観戦も盛んになって来ました。

 

しかし、今回の演劇祭にエントリーされた団体は5団体とコロナ禍前に比べると若干少ないようです。

どうしても、高齢者の郷土芸能を披露してきた団体が出場を躊躇されているようです。

 

しかし、若い方々が活動されているダンスや音楽パフォーマンスの団体は、元気に本番前のリハーサルを行っていました。

 

折角ですので、演劇公演をする直前にはどんなことをしているのかをお話ししましょう。

公演の演目は解っていますから、役者は自分の衣装の確認をします。

足りない物は無いか、小道具は用意されているか等です。

当然、事前の稽古でも衣装を着けて稽古はするのですが、小道具に不具合がある場合は前日でも確認して、変更をすることがあります。

今回も、演じている時にある小道具が演技とマッチしていないとの声がでて、急きょ昨日作り替えることになりました。

さらに、リハーサル中に場面の展開で不自然なことが判明して、台詞の追加と演者の演技の追加がありました。

昨日の場合は演出からの指示ではなく、役者から「どうしても場面の展開で無理があると思うし、観覧している観客のこの展開についていけないと思う」という声が出て、役者自身がアドリブで台詞を追加し、演技も追加するという事になりました。

さらに、効果音の確認でも台詞とかぶるのは良くないなどの意見がでて、効果音のボリュームを絞るとか、緞帳の開閉の確認など細かい事を確認しなければなりません。

それと、実際に客席に座ってみて、舞台の袖(舞台の左右の見えない部分)でスタンバイするときの位置なども確認が必要です。

客席から、出番を待つ役者が見えてはいけませんからね。

演出からは、役者の演技の動きが舞台上でどのように見えるかの指示もあります。

稽古の時は、狭い場所で稽古をしていますから、舞台のような大きな場所では演技も声も大きくしなければなりません。

さらに、台詞の速さや進行のスピードなどもチェックします。

リハーサルの持ち時間は2時間ですので、このような細かなチェックを2時間の中で確認しなければなりません。

かなり重労働です。

しかし、この確認を疎かにすると、今日の本番で事故(小道具がないとか、段取りがうまくいかない等)が起こったり、演技が小さくなり、見栄えのない演技になってしまうのです。

 

今日は本番の日です。

我々の出番は3時過ぎです。

集合は1時半ですが、稽古をする場所はありませんので、衣装を付けて小道具を確認して本番の時間を待つだけです。

本番が始まってしまえば、なにかミスがあっても芝居を止めることは出来ません。

演者の知恵で切り抜けなければなりません。

 

さて、今日の本番はどうなるでしょう。

 

すでに梅ではなく桜の季節ですが、まだ梅の花の絵です。

 

何を勘違いしたのか白梅と思って描いたらプラムの花でした。確かに花弁が大きいですね。