お早うございます。
今日は8月27日の日曜日。
時間は、もうすぐ午前5時になります。
私はテレビドラマの視聴マニアなんです。
何時からかは、よく覚えていませんが、結構な数のテレビドラマをチェックしています。
しかし、リアルタイムで視聴することは全くありません。
全て、録画で視聴しています。
多分、きっかけは自分が芝居を始めた事だと思います。
私の場合は、舞台芝居なのでテレビドラマのようなカット割りがあるわけでもありませんし、観覧にご来場頂くお客様からでは、テレビドラマのような細かな表情は見えないと思います。
でも、演者の表情や台詞の言い回し、台詞を言っている時の所作など、参考になる事は沢山あります。
特に注意してみているのが、台詞を言っていない時の他の役者さんの目線や所作です。
台詞を言っている時は、自然と目線も決まるし、表情や手や足の動きも台詞に併せて動くことが出来ます。
だけど、台詞が無い時や相手の台詞を聞いている時の所作や目線は、とても難しいのです。
ただ、棒立ちになってしまっては、台詞を聞いているという演技が観客に伝わりません。
それどころか、演技が下手と思われてしまいます。
芝居は台詞が無い時の演技の方が、台詞を言っている時よりも、何倍も難しいのです。
そんな事を意識しながらテレビドラマを観ています。
ですので、録画したドラマを視聴するときは、誰にも邪魔されない早朝か家に1人でいる時間帯です。
特に早朝は、外の雑音も少ないのでドラマに集中することが出来て、とても良い時間です。
今年の夏ドラマ(7月から始まるドラマ)で見ているのは、月曜日は「転職の魔王様」、火曜日は「シッコウ!!犬と私と執行官」、水曜日は「ばらかもん」、木曜日は「ハヤブサ消防団」と「彼女たちの犯罪」、金曜日は「警部補ダイマジン」、「ブラックポストマン」、土曜日は「最高の教師1年後、私は生徒に■された」、「ギフテッド」、日曜日は「VIVANT」、そして唯一の海外ドラマ「アストリッドとラファエル」です。
結構な本数を視聴しています。
私は、アクション系、ミステリー系が好きなようです。
このんで観るのは刑事物かも知れません。
動きのあるドラマが好きですね。
トレンディドラマの恋愛物は、以前は見ていましたが、年齢のせいでしょうか最近は、全く触手が動かなくなりました。
私の中で順位づけはしていないのですが、「VIVANT」は、主役級の役者さんが揃っていること、海外ロケをふんだんに使って、見せ場が多い事、ストーリーが奇抜で引き込まれてしまうことで、とても見応えのある作品だと思います。
テレビドラマは、表情の演技の見応えが評価に繋がるのではと思っています。
例えば、二宮君の無表情な演技は見ものです。
彼は無表情な演技が素晴らしく上手です。
無表情(感情を表さない)演技は、簡単に出来るように思えますが、人間は自分の感情を表に出さなくすることはうまく出来ないのです。
何かしらの感情が目や口元、さらには指先に表れてしまうものです。
しかし、彼は実に上手に演技をされています。
役所さん、堺さん、阿部さんなどとも一歩も引けを取らない演技です。
堺さんは、さすがにすごいですね。別人格の演技もしっかりとこなされている。表情から喋り方、細かい所作まで完璧に変えています。
視聴者からみれば、同じ顔ですのでよほどうまくやらなければ、変化が伝わらなくなってしまいます。しかし、彼は全く別人格を表現しています。
プロなのだから当たり前と思うのですが、実際に演技をするとなったら、かなりの演技力がないとできないと思います。
多分、このドラマは結構、過酷なロケではなかったでしょうか。
特に海外ロケは厳しかったと思います。
広大な砂漠での演技やアクションシーンは、しっかりと演技プランを持って演じないと視聴者も見透かしてしまうでしょう。
やはり、名優さんの演技は素晴らしいです。
名優さんの演技と同じように素晴らしいのはお子さんの演技です。
舞台でお子さんの演技を見たことはありませんが、テレビではお子さんの演技はよく見ます。
有名な方では、芦田愛菜さんや子供店長だった加藤憲史郎君、他には寺田心君でしょうか。
今では、立派な役者さんですね。
何故、あんなにしっかりと台詞を覚えることが出来るのだろうとか、どうしたらそんな表情が出来るのだろうとか、とても不思議に思いながらテレビを観ています。
なんとも自然に台詞を言って、表情や所作も自然ですよね。
役以外のコメントも、とても子供とは思えない程にしっかりと対応します。
環境がそうさせるのでしょうか。
それとも、もともとの素養があったのでしょうか。
観ていても関心してしまいます。
色々な役者さんの演技を無料(厳密には電気代がかかっているので無料ではないのでしょうが)で観れるのはテレビドラマですよね。
観る視点を少し変えてみると、また違った面白さがあります。
さて、私の観ているドラマは殆んど日本人が演技をしているドラマですが、唯一の海外ドラマが、「アストリッドとラファエル」です。
このドラマは、NHKが放映する日曜日の11時台のドラマなんですが、韓流ドラマもよくやっています。
この「アストリッドとラファエル」は、フランスで制作されたドラマで、自閉症の女性と女性刑事がタッグを組み、事件を解決していくという刑事ドラマです。
最近は日本でも、自閉症など精神疾患を患った方を取り上げたドラマが出てきましたが、一般の人との恋愛物という設定で原作は漫画です。
物語自体はしっかりしていて、出演されている役者さんも上手なのですが、2回ほど視聴してリタイヤしてしまいました。
あくまでも、私個人の趣味に合わなかったのが原因で、作品自体はしっかりした作品でした。
「アストリッドとラファエル」は、刑事物ですが、派手なアクションシーンはありません。
パリの街で起こるミステリアスな事件を主演の二人の個性で解決に導いていくという1話完結のドラマです。
パリが舞台なので、パリの住人の生活スタイルや街並みがどんなものなのかという興味もあります。
同じ刑事物でも国が違えば、ストーリー展開が違うし、演じる役者さんの表現も違うのだろうという興味もあります。
派手さは無いのですが、観ていると引きもまれるようです。
役者さんの演技も、とても自然で刑事物を観ているというより、ヒューマンストーリーを観ているようです。
このドラマも役者の演技力に魅了されています。特に自閉症の女優さんの演技は見入ってしまいます。
その自閉症の女性の子供時代を演じている女優(15代位の女優)の演技も素晴らしいです。
心の揺らぎや、環境適応できずにパニックを起こす時の表情、手の動き、目線などがとても素晴らしい演技だと思って見ています。
海外ドラマですので、声は日本語に吹き替えられています。
吹き替えをした女優さんの台詞回しも自然で素晴らしいです。
他にも、素晴らしい作品が沢山あります。
定期のドラマだけでなく、スポットの2時間ドラマやNHKのテーマに併せたドラマなどでも、素晴らしいドラマは沢山あります。
ドラマを観ることにより、自分の人生を見つめなおしたり共感したりと、刺激を受けています。
ドラマは演じる方の思いや脚色された方の思いが詰まった作品です。
単純にストーリーを追うだけでなく、何故、この場面で役者さんはあの表情をしたのだろうとか、監督さんは役者さんにどんな演技指導をしたのだろうかなんて事も考えると、とても楽しくなります。
ちょっと、マニアック過ぎますかね。