色鉛筆画を始めて

お早うございます。

 

今日は1月15日の日曜日です。

私が成人を迎えた頃は、今日が成人式でした。

残念ながら、成人式には出席しませんでした。

当時、私は実家を離れ、学校へ通うため1人暮らしをしていました。

 

美術学校へ通っていたので、課題制作に追われていたことを記憶しています。

テレビも無い四畳半の部屋で、ストーブを付けてひたすら課題を作成していました。

私の通っていた美術学校は、課題が変わっていて、デザイン科でしたが、ひたすらレタリングをやらされた記憶があります。入学してすぐに出された課題は、A3 の用紙に烏口で0.1mmのラインを5mm間隔で描いてくること、しかも、12色のラインをカラーバリエーションよく配列することでした。

烏口は使っていたので、慣れてはいたのですが、5mm間隔で均一に線を引くのは、結構大変でした。

それも、色をどのように配列するかは、かなり悩んだ記憶があります。

というのも、隣通しに同じ色を並べることができず、指定された12色でしかもラインだけでデザインする訳ですから、単純にラインを引けばいいという課題ではなかったのです。

もし、興味がある方はやってみてください。

色の配列でとても面白い絵ができますよ。

 

さて、2023年の1月も半月が過ぎました。

昨日、私は予定通りに歯医者さんへ行ってきました。

何と10年近く歯医者さんに行っていなかったのですが、担当の先生はまだいらして、私を覚えていてくださいました。

虫歯や口腔内の治療をすべて行うつもりですので、暫く通院するつもりです。

以前に、認知症を専門にされている先生のYouTubeを見た時、「自分の歯が多く残っている人は認知症の発症率が低い」とおっしゃっていたので、65歳前に治療をしておこうと思ったのです。

やはり、虫歯があるようですし、歯周病の治療や欠損している歯のところをどのようにするかを検討して頂けるそうです。

この際、しっかりと治療を受けようと思っています。

 

さて、そろそろ本題に入りましょう。

このブログに掲載させて頂いています色鉛筆画を描きだして、3か月が経ちました。

「何か趣味を持ちたい」という思いがあったので、切り絵をやってみたり、鉛筆デッサンをやってみたりしていたのですが、なにかしっくりこなくて長続きしませんでした。

そんな時、YouTubeで色鉛筆画の動画を見て、「これなら出来るかな」と思い始めたのがキッカケです。

最初は、塗り絵から始めようと思い、書店で塗り絵の本を買ってきて、塗り絵から始めました。

まずは、塗り方の基礎を学ぼうと思ったのです。

塗り絵の本は、塗り上げたサンプルと塗り方の手順が丁寧に書いてあるので、非常に便利ですし、なによりも下絵もついているので、塗り方の基本を学ぶにはとても便利です。

今でも、参考にしています。

 

最初の頃は、花を単品で描いていることで満足したのですが、これが私の悪いところなのですが、段々と欲が出始めて動物を描いてみたくなったり、風景を描いてみたくなってきたのです。

また、花も単品ではなく野生に咲いている花を描いてみたくなり、以前に掲載した「水仙」のように、スマホで撮影した画像を描いてみました。

いざ、描いてみると結構、難しくて自分の思ったイメージと描きあがったイメージに差が出てしまいました。

特に、出来上がった絵を写真に撮ると、鉛筆の筆圧がでてしまい、目でみた状態と画像になった状態で、だいぶ違いがあるということです。

使っている用紙に問題があるのかと思い、何種類かの用紙で試してみましたが、大きな違いはありませんでした。

肉眼で見ていると解りませんが、画像にするとイメージがだいぶ変わってしまいます。

 

筆圧に問題があるのかと思い、筆圧に注意をして描いてみたのですが、あまり筆圧が弱いと画像ではぼけたような画像になってしまい、うまくいきません。

しかし、鉛筆画は最初から強い筆圧で描くのではなく、筆圧を安定させて色を塗り重ねて、色の強弱を出し、また混色で色のバリエーションを出しますので、筆圧は強くしないように注意が必要です。

強い筆圧で描きますと、色がしっかりと着いたように見えますが、他の色を重ねて色の深みを出せなかったり、用紙の目をつぶしてしまうので、強く塗った場所が光ってしまうというデメリットが現れてしまいます。

暗い色を出すには、いくつかの色を重ねていくテクニックを使った方が、色の深みがでますので、特に暗い場所は筆圧を押さえて、複数の色を重ねることが大事です。

黒だけでは、深い暗さはでないのです。

今回、掲載するシクラメンは、鮮やかな花の赤と緑の葉のコントラストと、歯に出ている斑が面白くて描いてみたのですが、とても難しく、今回、掲載している絵の前に1枚描いたのですが、途中で止めてしまったという経緯があります。

歯の斑がうまく表現できなかったのです。

この絵は、花弁1枚、葉を1枚と描いて行きました。なので、全体のバランスが取れなくなってしまい、暗い部分を描きすぎてしまいました。

室内の照明で撮影したので、全体に「黄」が強くなってしまったこと、彩光が弱かったため、陰影が解りづらかったこともあり、イメージで陰影をつけたので、花の立体感が出し切れていません。

花の鮮やかな赤を出すつもりが、影を付け過ぎ、花が汚い描写になってしまいました。

葉は、陰影は何とか出すことが出来たのですが、綺麗な斑が表現できなく、斑がくすんでしまいました。

この絵は、制作に時間が掛かりました。

1日1時間くらいしか描けないので、1週間以上の時間を要しています。

私は、筆が早い方でないのでなおさら時間が掛かってしまいました。

それでも、筆圧には注意をして、決して描き過ぎないように注意をしていたのです。

しかし、若干描き過ぎたところが見受けられます。

そのバランスを保つのは、とても難しいです。

少し、描いては離れたところから絵を眺めてみて、暗いところ確認して、また描き出すという事を繰り返して行かないと、どうしても描き過ぎてしまいます。

 

まだ、始めて3か月位ですので、沢山の題材を描いてみて、自分のテクニックを強化していかなければいけないのです。

多分、100枚くらいの色鉛筆画を描いてみると、何かが見えてくるのかも知れませんね。

描いている時の充実感と描いている途中の絵を眺めている時の楽しさは、とても楽しくて時間の経過を忘れてしまいます。

出来上がった作品は、満足できるものではありませんが、描いている楽しみを満喫するため、また新しい作品を描いていこうと思います。

次は、春のうさぎを描いてみようと思っています。

 

妻が購入したシクラメンを描きました。とても難しかったです。特に葉っぱの斑の描写に苦労しました。