6月25日の土曜日に、懐かしい人達と再会してきました。
コロナが流行する前に一緒に演劇をしていた劇団の方々です。
コロナが流行したことで、活動を休止しており練習をすることも出来なかったようだが、やっと練習をすることが出来るようになり、25日に公開練習をすることになったようです。
◆久々に海老名文化会館へ行く
コロナが流行し、人が集まることがはばかられるようになり、多くの文化活動が出来なくなってしまいました。
地域のお祭りやイベント、コンサートや舞台公演、映画館までもが休館しなければならない状況だったことは、戦後の歴史で初めての出来事です。
人が集う事が当たり前で、人々の交流が文化を作り上げ、経済を発展させてきました。
しかし、コロナの流行はそんな当たり前と思っていたことを、全て否定しなければならなくなったのです。
コロナの流行とともに、サラリーマン人生にピリオドを打ち、新たな人生を始めることになった私にとっては、タイミングとしては好都合でした。
そのタイミングで、演劇活動も辞めてしまい一緒に活動をしていた演劇サークルの方との交流も閉ざしてしまったのです。
しかし、好きなことはそう簡単には止められないのですね。
劇団に関する資料が役所から届いたため、劇団の方と連絡を取らなければならなくなり、その際に活動を再開することを知らされ、公開練習を見に来てほしいと誘われたら、行くこと以外の選択肢はありませんでした。
6月25日、私は何の迷いもなく海老名文化会館に向かいました。
2年ぶりでしょうか。海老名駅に降り立ち文化会館へ向かいました。
久々に田んぼのある風景と大山を見ながら、文化会館まで歩きました。
とても幸せな気持ちで満たされていることが実感できました。
徒歩5分。文化会館の前に着くと、大ホールから楽器を持った制服姿の方が出てくるのが見えたのです。
私は思わず「ホールが使われているんだ。文化活動が行われているんだ。」と嬉しく思いました。
仲に入ると、懐かしい気持ちが湧いてきて、公開練習場の場所を探しました。
◆変わらない劇団の方々
公開練習をする場所は案内掲示板ですぐに分かりましたので、その場所へ向かいました。
指定された時間より30分も早く着いたので、まだ誰もいないかと思ったら、懐かしい方々が集まっていたのです。
私は、なんの躊躇もなく部屋へ入り、2年のブランクなんてなかったように挨拶をしていました。
劇団の方々も、準備をしながら受け入れてくれ、自然に溶け込んでいることが解りました。
その日は、あくまで観客ですので、楽屋で話をすることはありませんでしたが、しばらくぶりに一緒に声出しをさせて頂きました。
声出しをしていて感じた事は、声が続かないことでした。やはり毎日、訓練しないと声が出せないんだと実感しました。
劇団のメンバーは殆ど変らなかったのですが、辞めた方もいました。
仕方のない事でしょう。
◆再入団を考える
劇団の方の公開練習を見ているうちに、「また、やりたい」という思いが湧いてきました。劇団の方も自然に「また、来るんでしょう」と言ってきて、「8月から来れるの」と質問してくる方までいました。
台詞を覚える大変さや役になるための努力の辛さも一緒に思い出されたのですが、演じる楽しさは忘れることができないのです。
私は9月になったら、再入団をしようかなと思っています。
さて、その頃には「コロナ禍」はどのようになっているのでしょうか。