「7つの習慣」を読んでみて(その1)

私は、趣味と言えるものを持ち合わせていない。趣味らしきものといえるのは「読書」なのかも知れない。

小説やビジネス書などを読んでいる。最近、小説は全く読まなくなった。

そこで、最近に読んだ「7つの習慣」について書いてみたいと思ったので、記事にまとめてみた。

 

何故「7つの習慣」を読み始めたか。

本書を読んでみようと思ったきっかけは、「You Tube」で、多くの方が書評をアップされていて、それらの動画を見させて頂いたからである。これだけの方が読まれていて、さらに書籍の中でも有名な方が本書を推薦していることを知った。

さらに、書店でも平積みになっていて、なんどか手に取った記憶があったが、購入に至らなかったことを思い出し、有名古書店で見つけたので、迷わず購入したのである。

You Tube」で何人かの動画を見ていたので、およその内容は把握していたが、自分が読んでも同じような感想を持つことが出来るのだろうか。もしかしたら、全く違った感想になるのだろうかと考えたのである。

だったら、読んでみようと思ったのが、読み始めるきっかけである。

 

1度通読をしてみて。

なかなか、一気に通読するだけの時間を取ることは出来ないので、通勤の電車の中や早起きをして読んだのであるが、かなり時間が掛かってしまった。

You Tube」の動画でおよその内容を把握してはいたが、動画で紹介されていない多くの箇所があったのと、自分の中で感じた場所も沢山あり、「この本は1回だけ読む本ではなく、しっかりと理解できるまで読み込みたい」と思ったのである。

そう思った方は、沢山いらっしゃるのではないだろうか。

 

本書は4部構成となっており、第一部で7つの習慣への導入部分が書かれており、第二部から第四部で7つの習慣が書かれている。

 

第一部を読んでみて。

まず、第一部を読み始めて感じた事は、私が過去に指摘されたことが書かれていたことである。私は40代の頃、かなり充実したビジネスライフを送っていた。月に1度の講演活動や、ビジネススクールから依頼を受けて、講義を行っていた。

その頃の自分を思い出すと、ただ時流に乗っただけだったのに、自分の実力で勝ち取ったと勘違いをして、常に上から目線で振る舞っていた。

要するに、社会的には全然、成長していないのに神輿に担ぎあげられてしまったので、踊らされただけの未熟者だったのである。

その当時の私の欠点が書かれており、当時の自分の悪い考え方を指摘されていた。

 

その原因は、その場しのぎの対応(付け焼刃の対応)だったので、自分が人間として成長していなかったことにある。

時間を掛けて、技術や知識を習得していないので、自分を大きく見せるために必要以上に虚栄を這っていたのである。

だから、上から目線での言動や態度がでて、人間として成熟されている方々に見透かされてしまったのである。

その結果、人を欺き脅かしまがいの言動をするようになり、誰からも相手にされなくなってしまったのである。

当時に、本書を読む機会があれば、違っていたのかも知れないが、当時の私では素直に解釈は出来なかったかもしれない。

 

同じものを見ても、見え方が違う。

当時の私は、虚栄という歪んだフィルターを通して世間をみていたから、忠告をしてくれた方が沢山いたにも係らず、その忠告を素直に聴くことが出来なかった。

本書では、同じ画像をみてもその人の育った環境や影響で見方が違ってくると書かれていた。

私も、その当時の環境や自分の誤った認識や考え方で、見かたや考え方が歪んでしまったのである。

 

お恥ずかしいが、このことに気付いたのは50歳を過ぎた頃であった。

 

人間が成長するには、しかるべきステップを踏まなければならないと書かれていた。

全く、その通りだと思った。

現在は、情報があふれ時間の流れが早い。

だから、何かと焦ってしまい基本をないがしろにしてしまう傾向が強まっている。

だから、ちょっとした人生の「つまづき」で大きく傷ついてしまう事がある。

だから、時間を掛けて「7つの習慣」を会得して、本当の「成功」を手にして欲しいと書かれていた。

 

第一部で、私はこれだけの学びを得ることができた。

もっとも、私は未熟な生き方をしていたので、このように感じたのかもしれない。

しかし、そうでない諸兄が本書を読まれても、必ず学びはあるはずである。

 

次回は、本編に入って行きたいと思う。

 

お詫び

本書の内容を敢えて記載しないように配慮している。

できれば、多くの方に本書を手に取って頂き、読まれることを希望するからであ