墓参りに行ってきた

こんにちは。

 

今日は2月25日の土曜日です。

時間は16時26分。

歯医者さんで治療をして、帰ってきたところです。

1本の歯の治療が終わり、欠損している場所に入れ歯を入れるため、型取りをしてきました。

今年の行動で、歯の治療をすることを掲げたので通院をしているのですが、毎回の治療費が2千円オーバーですので、財布に厳しい状況です。

しかし、今年のうちにやっておかないと、多分やらなくなってしまうのではと思い、毎週しっかりと通院しています。

 

今週は、木曜日が天皇誕生日でお仕事がお休みだったので、愛犬の墓参りに行ってきました。

墓参りと言っても、個人の墓を建てたわけではなく、合同墓地に埋葬されているので、花を持って線香を手向けてきたのです。

個別の墓を作っている方もいるので、他の方の墓も眺めてきました。

結構な数の墓があり、墓石には没年月日と在りし日の姿がレーザー彫刻された墓碑が備えてありました。

1件で6匹も葬っているお墓もあり、そのすべての犬や猫を可愛がっていたのであろうという事が伺えました。

費用も結構掛かりますので、本当に飼っていた犬や猫を家族と同じように思っていたのだという事が解ります。

私達が訪れた時、立会葬なのか個別葬なのか、家族で訪れている方が何組かいらっしゃいました。

その中の1家族は、骨箱を渡されていましたので、個別葬で火葬にされたようです。

本当に家族同様に接していたのでしょう。

 

我が家でも、火葬はお願いしましたが、個別の墓や火葬はお願いしませんでした。

費用も結構掛かりますし、毎年の維持費も結構な金額でした。

愛犬には申し訳なかったのですが、合同葬で合同火葬をお願いしました。

 

16年の歳月を一緒に過ごしてきたのですから、きちんと弔ってあげたいという思いはありました。

時間の都合が付けば、花と線香を手向けに行きたいと思います。

 

現在では、子供の数よりペットの数の方が多いという統計もでています。

しかし、全てのペットが幸せとは言えないようです。

飼いきれなくなって、放し飼いにしてしまう人や、飼育放棄をして鎖でつないで、そのままにしてしまう人もいるようです。

また、心無いブリーダーやベットショップでは、小さな檻に数等の犬や猫を閉じ込めて、きちんとしたケアもしないという報道がありました。

何の罪もなく生まれてきた犬や猫が、関わった人間のエゴで不幸になってしまうのは、とても忍びなく辛いです。

犬や猫だけでなく生き物を飼育するという事は、命を預かることなのですから、しっかりと責任を持って扱ってもらいたいと思っております。

私達も犬を飼うとき、一生面倒をみるという覚悟を決めてから飼いました。

購入した犬が病気になっても、必ずきちんと治療を受け、飼いきる覚悟で購入したのです。

お蔭さまで、16年間の年月を犬と共に過ごすことが出来ました。

ご飯を食べさせたり、排せつの世話をしたり、晩年は病院にも連れてく回数が増え、食事も療養食となり、かなり費用が嵩みましたが大変という思いはありませんでした。

一緒に過ごし、少しでも長生きをしてもらいたいという思いの方が強かったのでしょう。

妻は、犬が亡くなってから時間が空いてしまうと言っています。

そのくらい、犬に時間を割いていたのです。

 

しかし、私達は別の犬を飼う事はしないつもりです。

亡くなって間もない事や、年齢もあるのですが、飼っていた犬が一番可愛いと思っていますので、他の犬を飼うつもりにはなれません。

多分、時間が経っても他の犬を飼おうとは思わないでしょう。

そのくらい、今月亡くなった犬を愛していました。

 

この気持ちは、犬や猫だけでなく動物を飼ったことのある方なら理解して頂けるのではないかと思います。

しかし、犬好き猫好きは家の中に犬や猫がいないと寂しいので、暫くすると新しい犬や猫が欲しくなってしまうようです。

私も時間が経てば、そのような気持ちが出てくるかもしれません。

しかし、自分の年齢を考えるとこの後、飼おうとは思えません。なぜなら、また16年一緒にいると、私の年齢は80歳くらいです。自分の面倒も見れるか解らないのに、犬の面倒を見ることができないのではと思ってしまいます。

責任を持って、犬や猫を養う事ができないのであれば、飼う資格はありません。

だから、飼うことは諦めているのです。

それと、これからは自分達が楽しむことをやろうとも思っているのです。

今迄は、犬がいるからと言って旅行にも行きませんでした。

ちょっと、外出しても用事を済ませると、真っ直ぐに家に帰りました。

犬が待っていると思うと、どこかに寄って来るなんて考えられなかったのです。

真っ直ぐに帰って、犬の面倒を見るのが楽しみになっていたのです。

だから、これからは自分の為に時間とお金を使おうと思っています。

 

そして、自分の人生を楽しもうと思います。

それが亡くなった犬への餞になるのではないかと思っています。

 

沖縄の海が想像できる絵を描いてみました。