3月に入り

こんにちは。

 

今日は3月4日の土曜日。

時間は16時33分です。

「光陰矢のごとし」とは、良く言ったものです。あっという間に3月になってしまいました。

2023年になって2か月が過ぎ、気温もだいぶ春めいてきました。

2月に悲しい別れをしてから、来週の火曜日で1か月が過ぎようとしています。

 

気温が上がると、木々の花が咲き出し、花壇にもパンジービオラなどが咲いています。

梅の花も満開になり、今年は気温が高く日照時間も長いので、桜の開花宣言が3月下旬と早そうです。

 

私は、花を見て歩くのが好きなので、咲いている花を見ると写真を撮りたくなり、スマホで写真を撮ってしまいます。

 

定年前は、花をめでる余裕も無かったのか、公園に咲いている花等に意識を向けることもありませんでした。

今、考えると実にもったいない事のように思えます。

しかし、その時は目の前の事をこなすのに精いっぱいで、そんな余裕も無かったのでしょう。

だから、今は季節を感じ、花を愛でカメラに収め、絵にすることが楽しいのです。

 

定年退職をしても、健康とある程度の収入確保のために企業に属し働いていますが、働く意識は定年前とは全く違います。

自分に課せられた業務をきちんとこなすことに注力し、必要以上の事はやらないようにしています。

勿論、残業などは考えておらず、所属している会社も望んではいません。

この考え方が自分を楽にしてくれるし、採用した企業も同じように、与えた業務だけをしっかりとやってくれればそれでいいと思っていると思います。

 

昨日でしたか、サイトを閲覧していたら、「セカンドキャリア」についての記事がありました。

定年前の方の「セカンドキャリア」は自分をより向上させスキルを上げて、より多くの収入を得るために新たなキャリアを積むことです。

私も、何度か会社を変えて、自分の価値を高めてきました。

しかし、それと共に仕事だけに目が向けられて、大事な家族の事や自分の中の良心を見失ってしまったことも事実です。

さらに、自分は選ばれて、この会社に在籍しているのだから、与えられた業務は完璧にこなし、より多くの利益を会社に還元しなければならないというプレッシャーを植え付け、自分を追い込んでいたとも思えました。

この心理は意識しているわけではなく、無意識に自分を締め付けてくるので、ストレスすら感じることもなかったのです。

しかし、人間は正直なのでそのストレスを自分より弱い立場の人間にぶつけ、かなり厳しく酷い事を言ったり、無理難題を押し付けて、出来なければ無能扱いをしたこともありました。

その当時を振り返ると、全く恥ずかしく情けない思いになります。

 

現在は定年を迎え、セカンドキャリアで管理人をやっています。

1人業務なので、誰かと比べる訳でもなく、自分のペースで作業が出来るのは、とても心地よいです。

業務時間も9時から5時までで、5時1分には業務を終了し帰路につきます。

定年前は、5時を過ぎても客先に訪問したり帰社して見積を作成したり、残務処理をして、会社を出るのは早くても8時過ぎ。

 

しかし、これが本当のキャリアアップになっていたのかは疑問です。

今、考えるとだらだらと業務をこなしていただけで、生産性が良かったわけではないのではと思えます。

今は、5時にはやるべきことをやって帰社するという目標があるので、そのためにどのように作業を組み立てるか、無駄な動きをどれだけ排除できるかを考えます。

出社後、1日のやるべき作業を書き出し、時間配分をしてから作業に掛かります。

今は、効率的に作業が進行するので、途中で休憩を取れるようになりした。

本当のキャリアアップとは、どれだけ業務に余裕を取ることが出来るかではないかと思います。

何故なら、キャリアアップをすると自分の地位が上位に上がります。

という事は部下が出来るという事です。

部下が出来れば、部下の対応に時間を割かなければいけない場合が発生します。

自分に余裕が無ければ、部下に時間を割くことも出来ず、それだけでなく部下に対して辛く当たってしまう事にもなります。

これでは本当のキャリアアップにはならないのではないでしょうか。

残念ながら、私は出来ませんでした。

ですから、会社を変えてキャリアアップを試みたのですが、どこに行っても同じ失敗を繰り返していたのです。

皮肉なことで、定年になってからこの事に気付きました。

 

現役世代でセカンドキャリアを望んでいるなら、如何に業務に余裕を持つことが出来るかを意識して頂きたいと思います。

そして、その時間が空いたのなら、さっさと帰社して自分の時間を満喫して頂きたいと思います。

 

今の私は、自分の時間を思い切り楽しんでいます。

 

水彩でつつじを描いてみました。自分なりの着彩方法を模索して描いてみました。