ブログを書き始めて2年

お早うございます。

 

今日は11月11日の土曜日です。

時間は6時13分です。

寒くなりました。

今朝に空は、東の方が赤く染まって綺麗でした。

 

過日、「はてな」より、ブログを開始して2年になるとのアナウスがありました。

毎週、月曜日の朝に更新させて頂いて、2年を迎えることになりした。

 

このブログの目的は、私が60代になって現役を引退し、何を感じて何を思って過ごしているかを、自分が生きていたという証として残していこうということです。

だから、誰かに読んでもらうために書いている訳ではないので、このブログを読まれる方は、あまり面白くないのではないと思います。

 

最近、読書にはまってしまい、10年位に読んでいた小説を読み直しているという事は、以前にブログにアップさせて頂きました。

作家は宮部みゆきさんの小説を読み漁っております。

丁度、ある小説が読み終わり、次に何を読もうかなと思っていた時、何気なくブックオフへ入ってみました。

特に欲しい本があるわけではなかったのですが、宮部みゆきさんの著作の置いてある棚の前へ足を運んでしまいました。

そこで「名もなき毒」という題名の小説を購入してしまったのです。

何故その小説を購入したかというと、「理由」という小説を読んでいたので、同じ主人公の小説であったので、購入したという軽い気持ちでした。

しかし、読んでみると人間の中にある「我」が他人を傷つけるというテーマに合わせ、土壌汚染などによる人体に対する被害など、「毒」をテーマにした小説でした。

 

私は、この小説を読み終えて、自分の中にある「毒」について考えてみました。

というか、自分の中にある「毒」で今までどの位の人を傷つけてきたのかと考えてしまいました。

何気ない言葉や行動が、無意識に他人を傷つけているということは、何となく認識はしていたのですが、この小説を読み終えた時に自分も「毒」を吐いていたんだと、強く認識しました。

その「毒」を吐く理由は、自我を貫くために言葉として吐き出したり、行動で他人を傷つけたりといろいろありました。

多分、誰でも無意識に、時には意識して行った事はあるのではないかと思います。

だが、私の場合は自分でも感じるのですが、「そんな事をするのを辞めたい」と思っているのに辞められないのです。

実は、昨日もつまらない事で、「毒」を吐いてしまいました。

ある宅配業者のドライバーさんが、他人の駐車場に車を停めたのです。

その駐車場は私が管理しているマンションの居住者様が借りている駐車場です。その時、居住者さんは出掛けており駐車場は空いていたのです。居住者様の個人で借りている駐車場ですから、そこに宅配業者のドライバーさんが駐車するのは、私には関係ないのですが、つい「ここは他人の駐車場ですよ。他人の駐車場に短時間とはいえ勝手に停めることはいけないでしょう」と伝えました。

すると、そのドライバーさんは、マンションの敷地内の居住者様通用口の前に車を入れてきて停車させたのです。

マンション敷地内ですから、私の管理範囲になるので、「ここはマンションの敷地内で、通用口の前です。ここに駐車はしないでください」と伝えました。

マンションの敷地内の管理は私の職務ですので、この行動自体は問題ないのですが、そのドライバーさんが「じゃあ、どこへ車を停めればいいんだよ」と語気を強めて言ってきたので、つい、「それは私の問題ではないです。あなたの問題でしょう。当マンションへの配達でも、館内駐車はお断りします」と言ってしまったのです。

聞きようによっては問題ないと思うかも知れませんが、もう少し配慮が必要だったのではないかと反省しました。

例えば「敷地内は停められませんが、前の道路の路肩であれば、短時間の駐車は大丈夫だと思います。そちらに停めて頂けませんか」と言う事はできたのです。

何故、その言葉が出なかったのか、相手を突き放すような事しか言えなかったのか。

その言動により、ドライバーさんがどれほど嫌な思いをしたのかを考えてしまいました。

これが無意識の「毒」なのかなと思ったのです。

小説の中では、他人を傷つけることも厭わないほど勝手な理由で「毒」を吐いているのですが、私のやったような小さな行動が積み重なれば大きな「毒」を吐くことにもなってしまうのではと不安になりました。

ちょっとした感情の起伏が、段々と自分の心の中で成長して慢性化してしまい、とんでもない「毒」を吐くことになるのではないかと恐ろしくもなりました。

 

若い頃から読書は好きで、ジャンルを問わず読書を楽しんでいましたが、今回のように自分の行動に対して、小説の内容が影響を受けたのは初めてでした。

年齢のせいなのか、心情の変化なのかは解りませんが、今回はとても考えさせられました。

今迄の人生は自我を実現して、目的を達成するためには、ある程度の強硬手段は致し方ないと考え、他人をコントロールするため無茶をしたこともあり、批難されたこともありました。

その思考が今でも頭をもたげる時があるのです。

もう、そんな非人間的な言動や対応は辞めたいと思っているのですが、無意識にでてしまう時があります。

何とか、この「毒」を解毒できる手段を探して、浄化させたいと考えました。

 

彼岸花とバラです。彼岸花は時期がずれてしまいましたが、好きな花です。バラは描くのが難しい花です。