「積立NISA」を語る

お早うございます。

 

今回は、私が2年9か月前から始めた「積立NISA」についてお伝えしようと思います。

「積立NISA」の詳細は、他のブログやサイトで詳しく書かれていますので、そちらを参照願います。

 

今回のブログの構成は、次のとおりです。

どうして「積立NISA」を始めたのか

「積立NISA」の運用はどうなのか

60歳を過ぎてからでも「積立NISA」を始めるべきか

 

では、早速、始めましょう。

 

どうして「積立NISA」を始めたのか

 

まずは、私が「積立NISA」を始めたのかをお話しましょう。

私が、「積立NISA」を始めたのは2年9か月前。

2019年11月でした。

ちょうど、定年を迎え「継続雇用」で就労していた時でした。

「いつか、収入が無くなる時が来るだろう」と考え、その時の為にわずかな金額を積み立ていていこうと考えたのです。

その時、私が自由に出来る金額は月額で3万円でした。

しかし、いつまでも3万円を自由に使えるとは思っていなかったので、もし自由に使える金額が1万円になっても積み立てられる金額は幾らだろうと考えて、5千円を積み立てることにしました。

1万円で5千円って半分ですよね。

普通に考えたらあり得ません。しかし、その時考えたのが、もし1万円が自由にできる金額になるときは、殆どお金を使わなくなる時だと思ったのです。

そして、2020年2月頃から「コロナ」と言う恐ろしい感染病が世界中に蔓延して「コロナ禍」の時代に突入したのです。

「コロナ禍」に突入すると、働き方は激変して、自宅待機と時間短縮営業になり、会社の業績は大きく落ち込みました。

会社の取る対応は、業務の縮小と人員の整理でした。私のような定年後の継続雇用者だけでなく、現役の30代40代までもが職を失う事になってしまったのです。

始めたばかりの「積立NISA」の運用は、元本を割るほど落ち込んでしまったことを記憶しております。

しかし、始めてしまった「積立NISA」を辞めようとは思いませんでした。

何故なら、70歳になったときに100万円達成を目標にしていたからです。

5千円を10年積み立てると元本は60万円。

100万円には40万円ほど足りません。

普通に積立貯蓄を郵便局や銀行で始めても、絶対に無理な金額です。

しかし、「積立NISA」なら実現できるのではないかと思いました。

実際は不可能な数字だと思いますが。

運用利率なんて難しい事は全く考えませんでした。郵貯や銀行よりは運用率が高いという事と、ある程度の金額までは非課税という事、さらに、自分にも投資運用が出来るという思いだけで、「積立NISA」を始めたというのが本音です。

月5千円なら、もし大きな経済恐慌が起こり元本割れしても、それほど大きな痛みはないとも思いました。

案の定、コロナ禍の影響を受け2020年の春頃は元本を割る位まで運用が悪化しましたが、金額が少額だったので、あまり気になりませんでした。

そのまま、毎月5千円を積み立てていきました。

2021年頃には、運用も安定し始め運用利率もプラスになり、確実に利益が出るようになってきました。

少なくても、郵貯や銀行に貯蓄をするよりは利益率ははるかに良い結果が出ています。

 

では、まとめましょう。

私が「積立NISA」を始めた理由としては、

  • まとまった金額を所持していなかったので、株式を購入するような資産運用は出来なかった。
  • 郵貯や銀行に定期貯蓄をしても運用利益が期待できなかったので、若干のリスクで運用ができる「積立NISA」を選択した。
  • 資産運用に興味はあったが、運用できる資産を持ち合わせていなかったので、少額を積み立てながら資産運用が出来る「積立NISA」を選択した。

 

上記の3つが「積立NISA」を始めた大きな理由です。

 

「積立NISA」の運用はどうなのか

 

では、現在までの運用結果はどうだったかをお話しましょう。

結論を言えば、2年9か月で約4万7千円の運用利益が出ています。

「積立NISA」を始めた頃の記録をしっかりと残していないので、開始当初の運用については解らなくなってしまいました。

履歴を残し始めたのが、2020年4月からですが、単純に、毎日の運用残高と差益を記録しているだけでした。

記録では、2020年4月27日から6月1日までは、毎日の差益がマイナスになっています。理由は、コロナが世界中へ流行りだしたためです。

ところが6月になると一転して運用差益がプラスになっています。

その後は順調に運用差益がプラス運用となっています。

この時点での記録では前日の差益までを記録していないので、日々の変動が解りません。

(計算すればでるのですが、記録としては表記されていません)

2020年10月より、「運用残高」、「差益」、「含み損益(%)」、「前日比」を記録し始めました。

この頃になると、元本も7万円になっています。

差益がマイナスになることはありませんが、日々の運用益はかなり変動しています。

差益が3千円位になった日もあれば1,500円位まで落ち込んでいる日もあります。

「コロナ禍」による世界経済の不安定が原因です。20年11月はかなり運用率が下がっていますが、元本割れはしていません。

2021年1月になると「含み損益率」は、13%から18%でした。

やはり、「コロナ禍」での不安定が原因なんでしょう。

しかし、資産運用は日々の上限を意識しないように心掛けなければなりません。

日々の運用の上下は当たり前と思わなければなりません。

私が、日々の記録を取りだした理由は、日々の数字の変化を意識するのではなく、月次でプラスかマイナスかを目視するためです。

そして、その日に何が起きていたのかを記録するためです。

 

元本が増えれば運用利益が上がります。よって、よほどの事件が起きない限り元本割れを起こすことはありません。

2022年8月現在での「含み損益」はおよそ4万7千円です。

含み損益率は28.9%です。月々5千円の積み立てですので元本は16万5千円。「含み損益」4万7千円は決して悪い運用成績ではないと思っています。

 

60歳を過ぎてからでも「積立NISA」を始めるべきか

 

「積立NISA」を始める時期は、早ければ早い方がいいのは当たり前です。

若い時期から少額で「積立NISA」を始めればメリットは大きいです。

しかし、私は60歳からでも「積立NISA」を始めることをお勧めします。

人生100年時代となってきています。

老齢年金を貰えるようになって、さらに60歳からでも働くことは容易な時代となってきています。

健康のためにも働くことは大事です。

働けば収入がありますので、その中から無理のない金額を「積立NISA」に投資していくことは、決して無駄にはならないでしょう。

すでに投資を行っていられるのであれば「積立NISA」を始めることもないでしょうが、これから投資を始めようと考えるのであれば、いきなり株式投資などではなく、「積立NISA」から始めるのがお勧めです。

しかし、その前に投資の勉強を行ってください。

投資とはどんなものなのか。どんな種類の投資物件があるのか、自分に合った投資は何なのかと、学ぶことは沢山あります。

一番良くないのは、誰かに勧められたから、投資を始めるとか、誰かにお金を託して投資してもらうという行動です。

投資行為を、誰かに依存してはいけません。

投資は自己責任の元に行わなければいけません。

最近も、ある芸人が投資を他人に依存して、さらに友人からお金を託されて、大きな負債を負ってしまった記事がサイトやテレビニュースで報道されました。

このようなニュースを見ると投資は怖いものと認識してしまうとおもいますが、投資が怖いのは、誰かに託してしまったり、代金を一度に投資に回してしまい生活費も無くしてしまうという、一攫千金を望んで行う行為です。

例えば、退職金を一気に投資に回してしまうとか、生活費の7割を投資に回す、さらにキャピタルゲインの要素の強い、短期投資に投資をしてしまう行為は、投資とは言えません。

この行為はギャンブルです。

「投資」ではなく「投機」です。

Webで「億り人」と言われる方は、この「投機」で一攫千金を得ることが出来た天才です。

 

ちょっと、話が反れてしまいましたが、本来「投資」は知識をしっかりと持てば安全に資産を運用して利益を得ることが出来るシステムです。

きちんと知識を習得して納得の上に始めて頂きたいと思います。

始める時期は、いつでも大丈夫です。60歳になってからでは遅いという事はありません。自分なりにどの位の資産を形成すべきかを計画して、その目標に合った資産運用をして頂ければ良いと思います。

 

今回は、私の経験をもとに資産運用として利用している「積立NISA」での運用結果をご紹介しました。

 

少しでも、お役たてたらと思います。