趣味を見つけた

お早うございます。

 

今日は、11月13日の日曜日

時間は、午前3時40分です。外はまだ暗いです。寒さはさほど感じられません。

紅葉が綺麗な時期になって来ましたね。

今年は、8月に記録的な猛暑が続き10月になって急に寒くなった時期があったことで、紅葉が綺麗だということです。

私の働いている場所の側に、百日紅の木があるのですが、紅葉が綺麗です。

私は、百日紅の葉っぱが紅葉することを知りませんでした。

 

今日は、私が趣味を見つけた事を書きたいと思います。

 

私は、「趣味は何ですか?」と質問されると、なんて返答すればいいのかで、困ってしまいました。

というのも、趣味と言える事が無かったのです。

よく趣味は映画観賞とか読書とおっしゃる方が居ますが、私は映画観賞は殆どしません。

本を読むのは好きですが、趣味と言えるほどのめり込んではいないと思っています。

せいぜい、啓蒙書やビジネス書を必要に応じて、古本屋さんで購入して読んでいた程度ですので、蔵書と言えるほどの本を持っている訳ではありませんでした。

スポーツは嫌いではありませんが、30代以降は殆どしていません。

せいぜい、日々の歩数を気にする程度です。

50代の後半くらいに資格を取得することにはまり、数個の資格を取得しましたが、定年を迎えてからは資格の必要性を感じなくなり、資格取得も辞めてしまいました。

結局、資格は仕事に役立つ道具だったので、趣味とは言えなかったようです。

 

さて、そうなると私の趣味はなんなんだろうと考えるのですが、これと言って人様に誇れるような趣味はありませんでした。

このブログは、趣味と言えば趣味ですが「趣」を味わうとは言えないので、趣味にはならないかなと思っています。

どちらかと言えばブログですので、私自身の備忘録かなと思っています。

 

でも、見つけたんです。

40代位から、絵を描きたいと思うようになって来ました。

前回のブログ記事に書いたように、小学校の時の思い出があったので、絵を描くことは好きじゃなかったのですが、実はそうではなかったようです。

絵を描いてみたいという願望は、年齢が増すごとに強くなり、40代後半の頃に会社で塗り絵キットを作成する企画を提案し、東京芸大の教授に相談をして、芸大の学生と共同で塗り絵キットを作成したのです。

その頃は、今のように塗り絵が流行している訳ではなく、出版社と提携する訳でもなく、会社のサイトに塗り絵キットの販売広告を掲載しただけでしたので、そんな爆発的なヒットにはなりませんでした。

私自身も、その企画が一段落した時点で、企画から離れてしまったので、プロモーションまで手を付けることが出来なかったのです。

 

つまり、自分のやりたいことを仕事にしてしまったため、趣味と言えなくなっていたのです。

 

しかし、絵を描きたいという思いが私の中から消えた訳ではなかったようで、最近また絵を描きたいという思いが強くなり、YouTubeで色々な動画を見ていました。

水彩画は、とてもいいのですが道具を出したりしまったりが面倒だし、自宅でやるので場所もないため、水彩画は断念していました。

 

鉛筆デッサンならできるなと思い、スケッチブックと鉛筆、練ゴムを購入して始めてみましたが面白くないんです。

やっぱり、色彩が欲しくなったのです。

そこで見つけたのが、色鉛筆によるリアルイラストでした。

色鉛筆なら、水や筆などは要らないし、片づけも簡単です。

色彩も豊富ですし、費用もさほど掛かりません。

YouTubeで、色鉛筆画を書かれている方の動画を見て、これなら出来ると思ったのです。

で、早速、行動を起こしました。

まずは、道具を用意しようと思い、色鉛筆をWebサイトで検索しました。

12色、24色、36色と色数も色々とあり、120色なんていう色鉛筆もあることを知りました。

メーカーも、国産品から海外品まで価格も400円位で買える商品(12色の学校で使う色鉛筆)から10万円以上(海外品のプロ仕様の色鉛筆)と、かなりバリエーションがあることを知りました。

私がチョイスしたのは、ダイソーさんの12色の100円の色鉛筆と、100円で20枚入っているが用紙でした。

まずは、そんなにお金を掛けないで始めてみようと、思ったのです。

題材は、近所の家の庭に咲いている花をスマホで撮影して、題材にしています。

自宅の庭でさいている山茶花や椿、近所の庭に咲いているバラ。

さすがに、近所の庭に咲いている花は、庭に入って撮影は出来ませんので、撮影できる場所に咲いている花を撮影しています。

 

最初は、全くの独学で描いてみましたが、納得できる仕上がりにはなりませんでした。

しかし、描いている時の楽しさ、出来上がった時の嬉しさは、今まで経験した事が無かった充実感と高揚感を与えてくれました。

これは続けられると思い、まずは塗り方の基礎を学ぶために、「大人の塗り絵」を購入しました。

有隣堂に行き、「大人の塗り絵(色鉛筆)」を探して(結局、自分の力で見つけることが出来ず、店員さんに聞いたのですが)購入しました。

花の絵が描きたかったので、花の塗り絵の本(下書きがある本)を購入しました。

さらに、36色の色鉛筆も購入したのです。

最初はダイソーさんの12色で描いていたのですが、やはり色数がたくさん有ったほうがいいかなと思い、36色を購入してみました。

 

絵を描くとなると下書きを書かなければなりませんが、私は下書きがあまり得意ではありません。

どうも、納得のいく仕上がりにならないのです。

で、自分はどんな絵が描きたいのか。

この点を考え、またYouTubeを見てみました。

すると、色鉛筆画を描く方に多いのがリアルな描画だったのです。

つまり、写真ではないが写真のようにリアルに書き上げる絵だったのです。

私もそんな絵を描いてみたいと思い、またYouTubeで花のリアル画を描いている方の動画を見てみました。

花を購入してきて、花を見ながら描く方もいましたが、ある方は花を写真に撮られ、その写真をプリントアウトして、輪郭を画用紙にトレースして着彩する方法を紹介されていたのです。

その方は、「色鉛筆画を描く人は、着彩することに楽しみを見出している。下絵を描くことが目的ではないのであれば、輪郭をトレースして、現物を見ながら着彩すればいいのではないか。花は生き物なので時間と共に形が変化してしまう。であれば、輪郭はトレースで固定して、花の色やおしべやめしべの形は現物を観察して描く方が楽しいのではないだろうか」とおっしゃっていました。

また、動物を描く方も同じ方法を取られていました。

私も、この方法はとても良い方法だと思い、早速取り入れることにしたのですが、問題が生じたのです。

まず、パソコンに取り込んだ写真をカラープリンターで出力して、出力した用紙の裏面を鉛筆(4Bなどの柔らかい鉛筆)で塗りつぶし、その用紙を画用紙にテープで止めて、輪郭をトレースします。

鉛筆がカーボンの役目をするので、画用紙にトレースが転写されるのですが、倍率を変えることが出来なかったり、画用紙が汚れてしまったりするし、一番の問題はトレースの筆圧を強くすると輪郭ははっきりするのだが、トレースの筆圧で画用紙がへこんでしまうのです。画用紙がへこんでしまうと、そこに色鉛筆の色がつかなくなってしまうのです。

かといって、筆圧を弱くする輪郭が転写できずに、下絵の役割が果たせない事になるのです。

今は、この下絵の作り方を色々と研究しています。

一度、輪郭を別の紙に転写し、その下書きを画用紙に印刷することもやってみました。

これは、結構うまくいったのですが、塗り終えた絵をみると、下絵のラインが結構出ている場所(特に薄い色や明るい色で塗った場所)がでてしまい、如何なものかなと思っています。

 

という事で、やっと私も趣味と言えるものができたかなと思っています。

「趣味は何ですか?」と聞かれたら、「色鉛筆で絵を描いています」と答えることが出来るようになりました。

この趣味であれば、年齢を重ねても続けることができますし、花をめでるという事ができるので、心に余裕が生まれます。

ぜひ、この趣味はこれからも続けたいと思っています。