自分から招いたトラブル

お早うございます。

 

今日は10月22日の日曜日です。

時間は午前2時15分。

だいぶ、寒くなってきましたね。

昨日は、職場の近所の小学校の運動会でした。

金木犀の花の香りが漂い、まさに運動会シーズンを感じる季節になりましたね。

 

今日は、3日前に起こったトラブルの事を記録の残しておきましょう。

 

事の発端は、私が帰宅の途中の駅のホームで起こりました。

私は電車の乗り換えの為、いつものように階段を下りて歩いていたのです。

トラブルが発生した場所は、階段を下りたホームの狭い場所でした。

私は、いつも電車に乗る場所へ向かうため、階段を下りてホームを歩き始めました。

その場所は階段を下りたホームが狭くなる場所で、駅の張り紙に「この辺は狭いので立ち止まらないでください」と注意書きがある場所です。

その場所に50代後半の男性が立っており、スマホを観ていました。

私はいつものように自分の乗る場所へ移動するため、その人の前を歩いたのですが、彼のスマホが私のバックに当たったのでしょう。

スマホを落としたようでした。

スマホを落としたその男性は「おい、ぶつかったんじゃないか。謝れ」と言ってきました。

私はぶつかった覚えはありませんし、その男性が狭い場所で体の前にスマホを構えていたため通路が狭くなっていたので、「狭いんだよ。」と言ってしまったのです。

そのまま、私は自分の乗る場所へ移動したのですが、その男性は私がぶつかってきたことと誤らなかった事で怒りを覚えたのでしょう。私を追いかけてきて、いきなり掴みかかりました。

私は、振り返り自分の身を守るためにその男性の腕をつかんだのですが、駅員は私がその男性に暴力をふるったと思ったのでしょう。

私を突き飛ばしてきたのです。

つい、私も感情的になってしまい、その男性に「いきなり掴みかかってきたのはお前だろう」と言ってしまいました。

その男性は、私が意図的にぶつかってきて、挙句に悪態をついたと思っていますから、火に油を注いでしまったのです。

しかし、私は普通に歩いていただけですし、スマホに体が当たったようには思いませんでした。

しかし、こうなると泥縄の状態です。

その男性は、「お前がぶつかってきたんだ。謝れ」とわめき出し、「謝らないなら、警察を呼ぶ」と言い出したのです。

つい私も「私は何もしていない。呼ぶなら勝手に呼べ」と言って、電車に乗ろうとしたのですが、駅員とその男性に取り押さえられてしまいました。

その駅員は、私がその男性を刺激したと思ったようで、私が逃げようとしていると勘違いしたのでしょう。

私も呆れてしまい、電車に乗るのを諦めてベンチに座ってしまいました。

その男性は、私がわざとぶつかってスマホを落としたと主張し、私が悪いと主張していたのです。

私は、呆れて何も言わないようにしました。

すると、高齢の駅員がホームに現れ仲裁に入りました。

そして、私に対して「相手は警察を呼ぶと言っていますがどうしますか。」と聞いてきたのです。

私は「私は何もしていない。早く帰りたいだけだ」と伝えると、その男性は「嘘をつくな。お前はぶつかってきて、私に悪態をついた」と主張していたので、「私はぶつかっていない。狭いところでスマホを見ている方が悪いだろう。それに先に掴みかかってきたのもそっちじゃないか。警察を呼ぶなら呼べばいい。私は何もしていない。」と言ってしまいました。

すると、その男性は「お前は嘘つきだ。恥ずかしくないのか。みんなが見ていたんだぞ。お前がぶつかってきて、おれに悪態をついたのを。子供も見てるじゃないか。いい年齢をして恥を知れ」と怒鳴り返してきました。

しかし、不思議だったのはその最中もスマホを見て、何かを打ち込んでいるのです。

その様子を見ていた年配の駅員は、その男性に「あなたはどうして欲しいんですか。警察を呼ぶなら呼びますよ。私達は現場を見ていませんし、警察ではないので判断をすることは出来ません。どうしますか」と問いかけました。

私は何も言わずにベンチに座っていました。

すると、その男性は「謝ってくれればいい」と言い出したのです。

要は自分を正当化させたかっただけなのです。自分の方が強い、自分の主張が正しいというプライドとスマホ落とされたという悔しさをぶつけてきただけの事だったのです。

では、私に全く非が無かったかと言えば、そうとは言えないでしょう。

スマホを見ている人がいることは確認していましたから、もっと線路側によって歩けばぶつからなかったでしょう。

その行為を怠ったことと、無駄な一言を発してしまったことがいけなかったと思っております。

つい、売り言葉に買い言葉になってしまったのですから。

また、その男性がそんなにプライドが高く、さらに激昂する人だとも思っていなかったことも不味かったと思っています。

50代後半の男性が、激昂して怒りを抑えることが出来なくなることは、以前にもこのブログで書いています。

前頭葉が硬化して、自分の感情が抑えられなくなるという事です。

私も例外ではありません。

ベンチに座って、その男性が「謝ってほしい」と言ってきたのを聞いて、「なるほど、相手の怒りを収めるためには、私が詫びるしか方法はない。私が詫びない限り、彼は矛を収めることが出来ない」と判断したのです。

しかし、私もそう簡単に自分を納得させることが出来ない状態でした。

今、落ち着いて考えれば、形だけでも誤ってしまえば無駄な時間を使わなくて済んだのにと思いますが、残念ながらその時はそこまで冷静になることが出来なくて「ご免なさい。早く帰りたいので謝ります」と言ってしまったのです。

その言葉に、その男性は過剰反応して、私を挑発してきました。

「お前な。余計な事は言わなくていいんだよ。素直に謝れ。もう一回謝れ」と言ってきたのです。

さすがに駅員も「相手はどんな形であれ謝っていますよ。」とその男性をたしなめたのですが、その男性は駅員に対しても「余計な事を言うからだよ。俺は許さんから警察を呼べ。上に上がって事務所にいこう。俺は悪くないんだ。この爺が悪いんだからな」と悪態を突き出したのです。

さすがに駅員も呆れたようで、私に対して「どうします。相手の方はああ言ってますよ。警察に入ってもらいますか」と聞いてきたのです。

もう、駅員もどっちが先に手を出してきたのかが解ったようでした。

私は、早く家に帰りたかったし、無駄な時間を費やす事が勿体ないと思っていたので、もう一度「ご免なさい。もう終わりにしましょう」と言ったのです。

するとその男性は、「また余計な事を言いやがって。ふざけるな」と怒鳴って来ました。

さすがに駅員は「この方は謝っているじゃありませんか。あなたは謝れと言ったんですよね。それ以上を求めるなら、貴方が警察を呼べばいいのではないですか」と強く言い出しました。

さすがに、その男性もそれ以上言えなくなったのでしょう。

「だったらいいよ。だがな。お前がもう少し若かったら容赦はしなかったよ。命拾いしたな」と言い出しました。

駅員も呆れた様子で、私に対して「お客さん。もう終わりにしましょう。」と言ってきたので、私は駅員に一礼して、いつも乗る場所へと歩いて行ったのです。

するとその男性が私を追い掛けてきたので、駅員が慌てて「お客さん、あのお客さんとは離れた場所に乗ってください」と言ってきました。

私は、「いつもこの場所で乗っているんです。」と伝えると、その男性も「俺がいつもここで乗っているんだ。」と言い出しました。

さすがにこの言動には呆れてしまい、「では私は場所を変えます。と言って場所を変えるために歩きだしたのです。すると、その男性が、また歩き出したのでしょうか。駅員が「あなたは、ここで電車に乗ると言いましたよね。あの方が譲ってくれたのですから、ここで乗ってください」と注意をしていました。

私は不思議でした。だってその男性は階段の折口に立っていたのです。

私がいつも乗る場所は、階段の折口から2~3メートルは離れた場所なんです。

この時点で駅員は私ではなく、この因縁を付けてきた男性を注意するようになったようでした。

 

しかし、今回のトラブルは私の不注意が招いたトラブルでした。

階段を下りてすぐのところで、スマホを見ている男性に注意をして歩けばよかったのと、相手に対して、挑発的な言葉を掛けなければこのようなトラブルは起きなかったと思いました。

さらに、私自身も相手の挑発に乗ってしまい、口論となってしまったこと。素直にやり過ごすことが出来なかった事は、大変不味かったと思っております。

このようなちょっとしたトラブルが、大きな事件へと発展刷る原因になるという事を、身を持って経験しました。

また、自分の考えに「そんな場所でスマホを見ている方が悪い」という意識があったから、このような事になってしまったのではという思いもあります。

年齢を重ねると、つい自分の価値観を相手に強要してしまう事が起こってしまいます。

例えば、若い方が優先席で足を組んで座っていると、つい怒りが込み上げ注意したくなることがあります。

しかし、注意をしたところで何の解決にもならないでしょう。もっと言えばそのような輩に関わる事が危険であり、無用なトラブルを起こしかねません。

私は正義の味方ではないし、そのような方に注意をする権限もないのです。

良心は自分の中に存在するもので、他人に強要するものではないのかも知れません。

これが行き過ぎると、「キレる老人」になってしまうかもしれません。

電車やバスの中で、泣いている子供の親に文句を言う高齢男性は、彼の中の常識で文句を言っているのでしょう。

「公共の場所で子供を泣かすな。周りが迷惑をしている。誰も言わないから俺が言ってやっているんだ。みんな、うるさいと思っているだろう。」って思っているかも知れません。

でも、これは親切の押し売りですよね。

言われた方は、すごく怖いし傷つくでしょう。

今回の私のトラブルは全く違いますが、相手の男性は、自分のプライドとは思わず、「こんな老人がいると周りが迷惑する。俺が制裁をしてあげる」とは思ったのではないでしょうか。

自分の立場と相手の立場が同じでないという事は全く意識せず、自分の事だけを考えて行動をしてしまうと、間違った事になる事もあるんだという事、さらに自分の頭が固くなってきているんだという事を、強く認識させらた経験でした。

 

この花が、秋の花とは知りませんでした。私のイメージでは晩夏の花なのかと思ってました。サボテンの花はどの花も美しいですね。