ミスから学んだ教訓

お早うございます。

 

今日は10月29日の日曜日です。

時間は2時45分です。

今日は、趣味でやっている演劇の公演があります。

昨日はゲネプロ(リハーサル)を行いました。

何と、台詞を飛ばしてしまいました。

今日は、そのような事の無いように、気を付けたいと思います。

今日の本番の様子は、後日ご報告しますね。

 

今日は、またもや私の性格のせいで、トラブルを招いてしまいました。

何故、こんなことになってしまったのかを反省を込めて書いてみました。

 

それは今週の木曜日の事です。

防犯カメラのモニターに数字が映し出されているのですが、その数字が「12:00」を指し、昼食の時間となりました。

私は管理室の小窓を閉め、「清掃中」と書いてあるプレートを「食事中」に差し替えて、小窓のカーテンを引きました。

ランチボックスの入った手提げを机に置き、中から2段式のランチボックスと箸箱を取り出し、コップに水筒の水を注ぎました。

ランチボックスの1段目は、ご飯と梅干、壺漬けが隅に置いてあります。

2段目にはおかずが入っていて、その日のおかずは、ミニハンバーグ、鳥の唐揚げ、野菜の煮物、そして卵焼きでした。

私は、お弁当にはとても満足しています。

お弁当は約20分位で食べ終わるので、食べ終わると折りたたみ椅子を持ち出し、その椅子をオットマン代わりにして、座面に足を乗せてくつろぎます。

時にはそのまま、居眠りをしてしまう事もある位のんびりとします。

その日も昼食を終え、いつものようにくつろいでいたので、幾らか寝込んだようです。

ふと気が付くと管理室前に人の気配がしましたので、防犯カメラの映像を確認すると二人の方が立っていました。

マンションはオートロックですので、来客者はエントランスにあるインターホンで居住者の部屋番号を押して居住者を呼び出すのですが、その二人はすぐにエントランスから出て行かれました。

「どうしたんだろう」と思い、防犯カメラの映像を眺めていました。

居住者を訪ねたけど、部屋番号は聞いていないという方もたまにいるので、この方たちもそうなのかなと思ったのです。

暫くすると、スーツ姿の方が加わって、先ほどの二人が戻ってきました。

エントランスに入ってくると、二人連れの男性の方が、「車をどこに停めていいか解らなかったので、駐車場に停めました」と言っている声が聞こえたので、私は「あれっ」と思い、聞き耳を立てました。

すると、スーツ姿の男性が「大丈夫です。適当に停めてください。問題ありません」と言って、ちらりと管理室の窓を見たのですが、そのまま、オートロックを開けて入館しようとしたのです。

普段の私であればやり過ごすのですが、居住者から、「最近、見慣れない人物が館内に入っている時がある。」とか、マンションの周りの道路に違法駐車された車両を、よく見かけるようになった」と報告を頂いたばかりでした。

平日は管理員がいるので、そのような人物は車両は見かけないが、日曜日や5時以降に見かけることが多いと何人かの居住者が報告されたのです。

さらにある居住者は、夜8時頃に不審なリフォーム会社の営業が訪ねてきたが、過日、管理会社から送られてきたアンケートの件で訪問されたと勘違いして、入館させてしまったそうで、その営業マンは図々しくもその方の家の中まで上がり込んだそうです。

それだけでなく、他の住居も訪問して営業活動を行ったとの報告も受けていました。

以前にも、不審な男二人が敷地内をウロウロしていて、写真を撮り出したので注意をしたことがありました。

その二人は不動産会社の営業だったらしく、敷地内の写真を撮影していたようです。

マンションの敷地は公園ではありませんから、誰でも勝手に出入りできる場所ではないのですが、私の管理しているマンションには空き部屋があり、不動産会社が販売目的で出入りする場合があるのです。

常識と言ってはいけないのかも知れませんが、しっかりした不動産会社の営業、もしくはその営業の考え方もあるのでしょうが、管理員が職務についている場合は、管理員に声を掛けてから、撮影、内見をする営業もいます。

しかし、半数以上の不動産営業は、管理員を見ても挨拶もせず、それどころか館内で居住者と顔を合わせても居住者にさえ挨拶をしない事が殆どです。

酷い場合は、居住者が写真を撮っている営業にクレームを言ったら、嫌な顔をして無視して撮影をしたとの報告を頂いた事もあります。

今回も、管理室の前で立ち話をして、駐車についても全く管理員に確認もせずに、駐車をさせているようだったので、管理室の小窓のカーテンを開け、窓から「どちらへ車を停められたのですか」と聞くと、営業らしいスーツの方は、びっくりしたような顔をして、「その辺に停めました」と答えたのです。

私も客を連れている営業だろうと思いましたが、その態度につい、頭に血が上ってしまい、「何故、声を掛けて頂けないのですか」と問い詰めてしまいました。

「いや、べつに公道だし許可を取る必要はないと思ったし、なんであなたに許可を取らなければいけないんですか」と聞き返してきたのです。

客を連れているので、強気になったのかもしれませんが、私も「私はこのマンションの管理員です。入館に際し、また駐車について、確認くらいはして頂きたいですね。」

ここで止めておけばよかったのですが、これが年齢を重ねて前頭葉が老化している脳の悪さなんですが、自分でもわかるほど感情をあらわにして「どこの会社ですか。会社名を教えてください。」と言ってしまったのです。

営業の方は名刺を探したのですが、名刺が無かったようで、客から1枚返してもらい、私に差し出しました。

私は名刺を見て、良く知られている不動産会社の営業だという事を知りました。

しかし、ここで矛を収めることが出来ず、「では会社に電話させて頂きます。理由は如何であれ、無断で館内に入館しようとしたこと、お客様へ勝手に駐車を促したことを報告させて頂きます。」と言ってしまったのです。

これは間違いなく、私のやり過ぎです。

その営業は「解りました。確かに私に非がありました。私からも管理会社にお詫びのご連絡をさせて頂きます。」と言われました。

私は、この営業の方はしっかりと教育は受けているが、内見と言う目的が先行して駐車の件などが疎かになっただけだし、多分、不動産会社では、管理員に内見のために入館するとか、駐車についての確認をするという指導はしていないのだろうと思ったのです。

まして、お客様の前で取った私の対応は、とてもまずい対応だと思えるまで冷静になることが出来るようになっていました。

不動産会社の営業は15分位で内見は終わるので、終わったらすぐに退散するので、その間だけあの場所に駐車させてほしいと言ってきました。

私は、管理室を出て駐車場所を確認して、多分大丈夫と伝え、三人に内見に向かってもらいました。

 

私は、管理会社の担当フロントに電話をして、今の出来事を正確に伝えたのです。

 

内見が終わり、3人はエントランスへ戻ってきました。

私は、管理室の中から、3人に対して先ほどの行いを心から詫びて、自分から管理会社に電話をして指示を仰いだ件も伝えました。

客の男性の方は「勝手に停めた事はこちらの不手際だった。迷惑をかけたことをお詫びする」と言って頂きました。

 

 

私は、大きな過ちをしてしまったのです。

まず、「相手に対してこちらから冷静に話しかけることが出来なかった」

自分のことだけを考えて、一方的に問い詰めてしまったことは大きなミスです。

この原因は、私の性格が大きく影響しています。

私は子供の頃から短気な性格で、すぐに頭に血が上ってしまい、前後の判断が出来なくなることがありました。(今でもあります)

もうひとつは、自分の「正義」が強すぎることです。

この件も、営業の方が「ひとこえ」掛けてくれれば、このような結果にはならなかったかもしれません。

私は、自分の中に自分なりの「正義」があります。

「他人に迷惑を掛けない」とか「社会的なルールは守る」という基本的な「正義」なのですが、それは自分の勝手な思いであって、他人に求めるモノではないのです。

しかし、これが原因で今までも何度かトラブルになったことがあります。

いい加減、学習をすればいいのですが、スイッチが入ると自分を曲げることが出来なくなります。

自分で解っていて直すことが出来ない。

しかし、今回はほとほと嫌になりました。

そこで、こう考えたのです。

 

自分にメリットが無いことには関心を示さない。

例えそれが、自分の正義に反した事であっても、他人がやっていることが、自分に対してデメリットにならない、生命を脅かさないのであれば無視をする。

 

ちょっと極端かもしれませんが、そのくらいに考えないと、自分で対応が出来なくなりそうなので、「生命の危機」、「財産の損失」以外で「プライド」や「他人の為」なんて考え方は捨てようと思いました。

 

出来るかどうかは解りませんが、残りの人生を生きる教訓としたいと思います。

 

薔薇を描いてみました。黄色い薔薇とピンクの薔薇です。華やかさはありますが、リアリティに欠けた気がします。暫く薔薇を描いてみたいと思います。